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   ただよいながら…
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「約束」 石田 衣良

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この人の作品は、感動したり泣けたりするんだけど、いつも何かが足りないように感じてしまう。

以前読んだ「エンジェル」や、「スローグッドバイ」でそれは感じていたのに、すっかり忘れてて買読んで思い出した。

うーん、希望は見えるんですけどね。どの話にも。
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「さよならバースデイ」 荻原 浩

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主人公とバースデイとの様々な交流はとてもよく描写されていて感動しましたが、最後の盛り上がりは、この作者ならもっと盛り上げられたんじゃないかとも思いました。

以前読んだ「神様からのひと言」の方が面白かったかな。

  
     

「AB型自分の説明書」

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今話題の本。

思わず購入。

仮にも心理学を学んでおきながら・・・、
認定心理士まで偉そうに持ってるくせに。

もちろん、60億人もいる人間をたった4つの型にあてはまるなんて思ってないし、
実際に読んでいて「いや、違うし。」ってこともかなりあったしけど、

表現が面白くて、読みやすく、分かりやすい。

話のネタにするのには面白い本です。


さて、そんな「AB型自分の説明書」

「そうそうそう!!!」って思うものが色々ありました。


□オープンな性格。でも呼び込み看板は出ていない。

□オートで笑顔がでる。

□脳みそを半分ずつ同時に使う。

□というか脳みそを何分割にもする。

□それをいっぺんに動かしても、「あれとそれがあーで、どれだ?」にならない。

□「喜怒哀楽」のコントローラは持っていない。

□石橋を叩く前に分析。

□よく独り言をつぶやく。

□ごにょごにょじゃなくて、話しかけてる風。

□整髪料なんてメンドー

□誰かが自分のコト好きと知ると、その人は「恐い人」になる。


ああ同じような感じの人もいるのかなあなんて、思いながら楽しく読みました。


とりあえず、当たってるとか以前に表現が上手いです。

  
     
「イマジン」 槇村さとる

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この人の作品は、自分というものを、自分の人生を生きるということを
とても深く考えさせられる作品で、よく読みますが、

一方でものすごく落ち込みます。

「あーあー、私ホントにだめだなあ・・・。」 と。

そこでダメだって言うんじゃなくて、ダメな自分も弱い自分も受け止めて、
自分の人生を自分で、自分らしく生きていこう!!!

って、簡単に要約するとそういうことが言いたいんだろうけど。

それはよく分かるし、その通りなんだけど。

この作品の主人公はわずか23歳にして、恋をして、自分を見つめ、
自分を受け入れ、失恋して、脱皮までして、生まれ変わっちゃってるのに、

ろくに他人と向かい合わず、対話せず、コミュニケーションをとらず、
ここまで生きてきた自分。

何やってんだか。


「いやいや、マンガだから」

って独り突っ込みながら、結構哀しくなる。
  
     

「不思議な少年」 山下和美 講談社

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4月前半の怒涛の2週間が嘘だったような落ち着いた日常業務の毎日ですが、

いまだに脚のかゆみがおさまりません。
最近は腕に転移してきました。

突発的にかゆくなります。

なんなんでしょうか?
身体があったまってかゆくなるのが嫌でろくに湯船にもつかれません。


さて、マンガ読みたい症候群(逃避行症候群)に陥っている私ですが、
この前初めてネットで本を買いました。

Livedoor Booksで買ったのですが、

いいですね。

中古本で買ったのですが、とてもキレイなのです。帯紙までついていたり。
感動しました。

そこで買ったのが、この本。

去年、友達の旦那さんに紹介してもらって借りたとき、すぐに夢中になりました。
それからずっと欲しくて、やっと5巻まで手に入れました。

この本の2巻に収録されているソクラテスと不思議な少年との物語には、涙が出て何度も繰り返し読みました。

「私は知らないということを知っている」

「自分が何も知らない分からないということに
 気が付いたからこそ相手を知る楽しみがあるんだ」

あの時、苦しくて悲しくてどうしたらいいか分からなかった私に、大きな感動とほんの小さな勇気を与えてくれた物語でした。

どこかのショッピングサイトのレビューに、
「この物語は現代版火の鳥ではないか。」と感想を述べている人がいました。

なるほどな、と思いました。

ちなみにこれも面白いです。こっちはちょっと笑えます。

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「寿町美女御殿」 集英社

  
     

簿記の勉強をしようと思い、買ったローテーブル。

非常に便利ですが、当初の目的は全く果たせていません。
それどころか、最近はマンガに逃避行する毎日。


マンガが読みたい。


大人買いとか出来るくらいの太っ腹になりたい。

何にも考えないで、「何となく面白そう」とかいう理由だけで、
さくっとマンガ買ってみたい。

すればいいじゃん。とか聞こえてきそうだけど、
そんなこと出来るんだったら、確かに私の人生違ってただろう。


そして今日もマンガを買って逃避行。

久々に面白いマンガに出会いました。

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 「フラワー オブ ライフ」
         (新書館)

   よしなが ふみ





スローテンポで、笑えて、しかもマニアックな感じがいいです。

おもしろくてふざけてるんだけど、地味に深いことをさらっと言っているのが
押し付けがましくなくていいです。

そして、この人が描く食事や料理の絵がすごく美味しそうなのです。

お腹がすく。


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 「きのう何食べた?」
     (講談社 モーニング連載中)







毎日の食事をめぐる、これもまったりとした作品ですが、
主人公がとても手際よく、そしてものすごく美味しそうな家庭料理を作るのです。

仕事の出来るゲイの弁護士が。


よしなが ふみの作品はマニアックで静かに笑いのツボを抑えてきてしぶいです。

おすすめです。


もっと沢山マンガを読んで、逃避行したいです。

  
     
友達が、

「私達ってこれなんだろうね」と貸してくれた雑誌。

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an an

「男が愛しやすい女vs愛しづらい女」






最近のネーミングはすごいなと思うわけです。



愛しづらいって・・・・。



なんてリアル。


男 「ごめん、本当に愛したいんだけどね。
   でもね、何かね、何ていうかね、


   愛しづらいんよ。


   愛したいのは山々なんだけどね、俺も俺なりに頑張ってみたんだけどね、
   
   
   愛しづらいんよね。

   ごめんね。」


という具合でしょうか。


こっちも、

  「ごめんね。色々頑張ってくれたのにね。

  つらい思いさせてたんだね。気が付かなくてごめんね。」


ってもー、ほんとごめんなさい!!って罪悪感を感じさせるこのネーミング。





そしてまあ・・・・見事に・・。




愛しづらい女。





しかし、最近のan anって一体どんだけ完璧な女性を求めているのか。
  
     
「天は赤い河のほとり」 篠原千絵 小学館 全28巻

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明日午前中バレエなのに・・・。

とか言いながら、これも読み終わったら深夜3時。


何やってるんですかねぇ。


面白いんですよ、このマンガ。

この人の「海の闇 月の影」を小学生のときに読んでから、マンガというものにはまっていったように思います。

小学生からしたらちょっとエッチな描写にドキドキした記憶があります。


「ベルサイユのばら」や「あさきゆめみし」にしろ、歴史ものがすごく好きなので、この古代オリエントを舞台にした話は、当時の生活を妄想しながら夢中になって読んでました。

やっぱりトルコにも行きたい。
  
     
「花より男子」 神尾葉子 集英社  コミック全36巻

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久しぶりに引っ張り出して読破してしまった。

あともう1冊。寝なきゃ・・・。とか思いながら読み終わったら深夜3時。

次の日仕事なのに。


この作品が始まったのが小学校6年生くらいだったような。

で、終わったのが社会人になるかならないかくらいだったような。。

月日の流れって・・・。


最後の方は何回もくっついたり離れたりで

「いやーもういい加減にしなよ」って

面倒くさくなったりしたこともありましたが、久しぶりに、そして一気に読むととてもテンポ良くて予想以上に面白かったのです。



それにしても高校生にしてあの確立されたアイデンティティ。


恋物語にドキドキするよりも、あのパワーとエネルギーと、あの運の強さと仲間との固い絆に対して非常に冷静に分析してしまいました。


マンガって、ちょっとした言葉にとても深い意味があって、毎回読むたびに感じるところが違うのが面白くて好きです。
  
     
「対岸の彼女」 角田光代

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女の子特有のグループ作り。友達の存在。

私は率先してそのグループを作り、そのグループを動かし、
いわゆるはみ出る子をからかったりするような奴でした。

当然その報いはやってくるもので、というよりそこは女の子グループの暗黙のルール、とでも言うんでしょうか、順番が回ってきて、ある日私は突然一人になり、嫌われました。

「ひとりになりたくない。」

そう号泣した自分を今でもたまに思い出します。

それから中学校、高校、大学と時を経ていく中で私は過去の失敗を再び起こさないよう、女の子グループとの関係には異常に敏感になりました。そうは言っても何度か失敗し、友達を失ったこともありましたが。
どこにいっても、そこで自分の居場所を作ることに必死だったような気がします。

それはただ、

「ひとりになりたくない。」

という、ただそれだけでした。

自分の居場所作りに必死で、多くの知人・友人が出来ましたが、自分自身のことに関してはすっかりおざなりになっていた学生時代だった気がします。


主人公の小夜子も、ひとりになりたくなくて必死だったけど、結局うまく人の輪に入れずひとりになり居場所を見つけられなかった女性。
私は人の輪に入っていったけど、抱える不安は一緒だなと強く思いました。

そんな彼女が出会った葵。

彼女もまた学生の頃は、ひとりになりたくなくてもがいてた女性。

しかし過去のさまざまな思いを経て、彼女は言う。

「けどさ、ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね。」

その言葉に、目が覚める小夜子。

私もまた、気づかされた言葉でした。

多くの女性が大なり小なり感じている女性特有の生きにくさや人間関係のしんどさを、流れるようにでもとても端的に表現し、またそこから解放させてくれるような言葉をかけてくれる作品でした。
  
     
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