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   ただよいながら…
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ずいぶんご無沙汰していた屋久島旅行記でも。

改めて、異世界だったなぁ・・・と懐かしく、楽しく思い出される。


今回は、1日目から3泊4日とお世話になった民宿の紹介。

民宿ひまわり → 

安房地区にある民宿。

女性の方がお母様とお2人でやっていて、民家を増改築した(のかな?)大きくて、でも自然なたたずまいのおうち。
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  玄関。
  熱帯魚たちがお出迎えしてくれる。





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テラスの向こうにあるのが、今回泊まった部屋。
部屋数も4、5室くらいで、部屋食。
ほどよくほっといてくれるので完全に家モード。

旅先では色んな人とで出会って友達沢山作りたい!!

と言った人達にはきっと寂しくて向いてないが、そんなことは全く求めてないと言うかそういう場でお友達を作れるような性格ではないので、とても理想的な民宿。

お風呂・洗面所も清潔でまるで家のような感じだし、タオル・洗濯機・乾燥機も完備してあってとても快適でした。


何より素晴らしかったのが食事。
朝食・夕食を準備してもらったのだが、毎日違うメニューでボリュームも半端ない。


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1日目の夕食。

トビウオは羽まで食べれた。
ずっとどんなのかワクワクしていたカメノテはとても美味。


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2日目の夕食。

首折れサバのお刺身だったと思うが・・・。
お吸い物が美味しかった。



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3日目の夕食。

黒毛和牛だったと思う。 というか何でもいい。全部美味しかったから。どれもこれも美味しかったという記憶しかない。
煮物とか味のしみ具合がかなり良かった。


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3日目の朝食。(2日目は縄文杉登山のためお弁当)

屋久島の特産、たんかんの生絞りジュースがものすっごい美味しかった。

ただ納豆は嫌いなので友達にあげた。納豆の豆が大きくて苦戦してた。

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4日目の朝食。

初めてパッションフルーツを食べた。不思議な果物だった。





何ひとつ不満のない(納豆以外)食事で、どれもこれも本当に美味しくて、食欲満点であんだけ歩いたのに全く痩せなかった・・。

夕食はもちろん朝食までご飯を3杯おかわりする私に、友達が驚き感心して、むしろ3杯食べなかった時には心底心配された。


旅は食が大事だとつくづく思った。


お腹がすいてきた。


あのご飯を食べにまた行きたい。
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昨日から雷がすごい。

それにしても、屋久島に行ったのがもう1ヶ月前になる。
早いなぁ・・・。

旅から帰った直後はしょっちゅう屋久島の夢を見てたけど、最近はみない。

すっかり日常生活に戻っちゃって・・・。
なんだか切ない。


縄文杉までの森、ヤクスギランドでの沢山の木々。

どれもこれも生きようとするエネルギーがすごかった。
過酷な自然競争の中で少しでも太陽を求めて、栄養を求めて、枝を伸ばし、根をはり続ける。



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 絞殺木。
 絞め殺されてる・・。




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一体何がしたかったのか分からないけど、何としてでも根が張りたかったらしい。








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 あのぼこっと突出しているところが、仏の顔に似ているから 「仏陀杉」 と言われているらしいが、どうみても E.T にしか見えない。

 みんな友達。




  
     

縄文杉から帰ってお風呂に入ってご飯を食べたらバタンキュー。
友達に至ってはまだ7時半だというのにウトウト。

「えぇ~もう寝るん!?」とか言いながらも私も9時前には夢の中。


屋久島上陸3日目。 

今日はヤクスギランド80分コースを歩いて、お昼は滝めぐり。

ヤクスギランドは30分、50分、80分、150分とコースに分かれていて自分のペースに合わせて森の中を歩いていける。
歩道もしっかり整備されていて、昨日とうって変わって歩きやすい。

昨日と違って快晴で、木々の隙間から太陽の光が差し込んで光の森って感じ。

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  ↓ 切り株。
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     よくわからないだろうけど、苔。
     水滴が沢山ついてる ↓ (クリックしてみて!)
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で、こんないい天気。

もちろん暑い。だってここは南の島。


なのに、ちょっと出るときに雨が降っていたからとレインウェアを着ていた私たち・・・。


多分、結構おかしい子たちに見えたのでは。。

いやー暑かったねー。

  
     

何度もアップダウンを繰り返して、ようやく到着。


縄文杉。

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いやぁ、頑張った。。

樹齢7000年と言われる縄文杉。
実際のところは正確な樹齢は分からず、2170年から6300年の間らしい。(田口ランディ著「ひかりのあめふるしまやくしま」参照)

正直、私は縄文杉自体にはそこまで感動しなかった。森の中の方が感動したし、「思ったより、色抜けてるなぁ~。」なんて、冷静に思ってた。
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友達の、

「周りの木々が切られているせいか、周りが明るくて、その存在感がはっきりしていてすごかった。」

という感想を聞いて、「おおっ、なるほど!」 と感動したくらいだ。


いや、すごいのはすごい。
なにより大きいし、雨のせいか霞がかってて存在がさらに神秘的だった。

私たちの歴史が始まったか始まらないかの頃よりもっともっと昔からこの地球上で生きてきた。
ただただ、そこにじっと立ち続けている。

誰もが言っているけれど、人間の存在なんて小さすぎる。


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でもこの時の私は、目の前の縄文杉の歴史を思うよりも前にここに来た達成感と感動、静かな充実感の方が大きかった。

「来たよ、来た。来ちゃったよ。頑張ったわ~。」

頑張って歩いて良かった。

素直にそう思った。



そして、帰りのトロッコ道。


もう、本っっっっっっっ当に!!!!!!! 頑張った・・・。


何度ももうダメだと思った。 


朝3時半に起きて、4時半に出発して、そして15時。

無事に下山。


平均的な登山ペースでした。
 

  
     
本格的な山登りの始まり。

「これ帰り、無事に帰れるん?」 と聞きたくなるような登山道。

雨も本格的で、掴んだ木々はしっかり濡れてる。 軍手はびっしょり。

「ふぃ~!!!」 と言いながら進んだ先。

ウィルソン株 と 株の中から。

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ウィルソン博士が見つけたらからウィルソン株。
推定樹齢およそ2000年。西暦が始まった頃生まれた小さな芽がでっかくなって、およそ400年くらい前に伐採され屋久島では一番古い切り株って言われているそう。

株の中は水が湧き出てて、小さな祠がある。

そんな神聖な場所にも関わらず、写真のハートを撮るのに必死。

このハート。
難しいポイントから厳しい姿勢で撮らないといけなくて結構大変。


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逆さ杉。 通称「メデューサ」 

枝が下を向いて伸びている。 

ふと後ろを振り返ると、ちょっと離れた向こうに雨でもやがかかってそこにいた。
その姿は静かで、恐ろしく、神秘的だった。

で、登山道。

結構アップダウンが激しくて、きついことはきつい。
雨も強くなったり弱くなったり。

もっとのんきに鼻歌うたいながら、とか思ってたけど無理だった。


しかし、あの3時間ものトロッコ道や、去年の猛暑での山登りに比べたらかなり軽快。

何より森がとても静かで、澄んでいて、雨が降っているのに爽やかで。



そんな森のなかで。


なぜ?


なぜ、タバコを吸うのか?


大自然に囲まれて思いっきりタバコを吸いたいのか?


馬鹿じゃないのか?


軽蔑ってこういうことだと思った。
  
     

「いつまで続くんだろう。。ちょっと飽きた・・・。」

しかし、まだ始まって3時間。
これからが本番だというのに、ここでへこたれてどうするかと、自分を叱咤激励しながら(ちょっとぶつぶつ文句言ってたけど・・・)、やっとトロッコ道が終わった。 

ここからが、本格的な登山道へ。


ちょっとトイレ。

ここを逃すと、ゴールの縄文杉までない。



建物は非常にキレイな建物で、山の中のトイレの割りには清潔感もあり、警戒心どころか安心感さえ(トロッコ道が終わった喜びが加わっている)感じていた。


あまりの臭さに言葉を、思考回路を、何もかもを奪われた。


汚水を循環して再利用しているだか何だからしいのだが、臭い×1000


いや、実際し尿処理は屋久島でとても大きな社会問題になっているし、国(環境省)非常に問題視している。だから、このトイレの仕組みはとても有効的だし、否定するつもりは毛頭ない。

しかし、それは分かっていても臭いものは臭い。 

口で息をすればいいのか、鼻で息をすればいいのか、それよりも自分は一体どれくらいの時間息を止められることができるだろうか。

自分との戦い。

早く済ませて外に出たい! でも出れない! 何で?何でズボンが下ろせないの?? おかしい!!


あまりの臭さにパニックになって、ズボンのボタン、ファスナーを下ろすのを忘れていた。


トロッコ道の疲れなんて一瞬で忘れてしまうほどの衝撃だった。


今となっては思い出。


さて、気を取り直して本格的な登山の始まり。

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木々の根っこ。

血管みたい。

沢山の人に踏まれてつるつる。

自分もそのひとりなんだけど・・・。

  
     
屋久島で、大雨に降られていた。

目が覚めたら、窓の外が大雨だった今日の朝。


屋久島上陸2日目、19日金曜日。
旅のメインイベント縄文杉。10時間コース。

たかだか2回かそこらの登山(しかも1つはほぼハイキング)で行けるのか? 行けたけど。

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朝3時半に起きて、ストレッチをしっかりやって、4時半に民宿を出発!
外はまだ真っ暗。


5時過ぎに荒川登山口に到着。若干梅雨シーズンで人が少ないとはいえ、10台かそこらしか停められない駐車場は8割方埋まってた。

朝のお弁当をちょっとつまんでいよいよ登山開始。

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といっても始めはひたすらトロッコ道。

昔、屋久杉を伐採して生計を立てていたころ、このトロッコ道を使って木々を運搬していたらしい。

登山客は乗せてくれない。





空はだんだん朝ぼらけ。 c7b081fc.jpeg

空気はとても静かで澄んでいて、朝独特の空気と霧雨がとても清清しかった。


とか、世界にひたっているけどこの後ずっと雨が降ったり止んだり。いや、降ってることの方が多かったし、どんどん雨足強くなってません???

って感じで、中々大変だった。

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途中、落ちたら死ぬよね? この橋は欄干あるけどこの欄干、何の意味もなしてないよね?
というような橋が何個もあって面白い。けど結構怖い。

何といっても想像力が豊かなので、渡っている最中に落ちる場合のシチュエーションを考えてしまったり。



で、このトロッコ道。 ひたすら続く。

ずーーーーーーーーーーっと続く。

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途中デジカメで撮ったらコダマが沢山うつった(水滴なんだけど) 『三代杉』 にも出会うのだが、とにかくそれでもトロッコは続く。


右下がまさにコダマっぽい。






もうね、ホントにひたすらトロッコ道。

まさに 「線路は続くよどこまでも」 


元来、飽きっぽいのでいい加減トロッコ道に飽きてくる。ていうか飽きた。


もう飽きたーーーーーーーーー! と叫びたくなった頃。(叫びかけてたけど)

ようやくトロッコ道が終わる。


およそ3時間。 


やっぱり雨。 ただ雨自体は全然不快ではないので不思議。
  
     
4泊5日の旅はあっという間で、もうすでに遠い昔のようでいつの間にか終わってしまい、旅の前から鈍くなっていた脳みそが、今頃になって屋久島に行っていた頃を実感し、改めて楽しかった旅を思い出し、

今日の朝、職場で開口一番。


「屋久島に行きたい。」


そんな旅だった。
完全に非日常で、のんびりとした旅。

鈍くなった脳みそがますます鈍くなったけど。


こん私に付き合ってくれて、自由にさせてくれた友達にここで改めて感謝を。


そんな屋久島への旅。

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ひとまず鹿児島へ。


新幹線つばめ。 
キレイで乗り心地もいいんだけど何といっても距離短すぎ。



鹿児島中央駅。

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 何が面白いって、「若き薩摩の群像」 

 当時日本は鎖国中だというのに、国禁を犯して海外へ
 留学した薩摩藩の青年藩士17人の銅像。


 


彼らの説明が面白い。 (クリックしてね→)resize0136.jpg

キッスシーンって!!

これだけで鹿児島って面白い!!って思った。爆笑。

いやはや、彼らはさぞ驚いただろう。


ひとしきり笑って、さて黒豚。とんかつ食べに天文館通りの「あぢもり」へ。

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衣がサクサクで美味しかった。
 
 あと1枚は余裕で食べれたけど、止めといた。





で、ザビエルさんの銅像に会いに行った後はいよいよ屋久島です。

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 高速艇ロケット。
 これで、2時間位。

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  桜島よね?と友達と確かめながら、出発。




空はあいにくの雨。
  
     

と言う訳で。



 


明日から屋久島に行ってきます。


世界遺産。

 


4泊5日。

 


3月の終わり頃、友達が 「行こうかと思う。」 という言葉に、「えー!ずるい!!」 「私も行きたい!!」 と言ったことが事の始まり。


こうも早く、こんなにもあっさりと実現することとなるとは。
 


でも、 「いつか行ってみたい。」 とずっと思っていた。

だからとても嬉しい。


友達の行動力に感謝です。

 

5月の山登りは全てこの為。

 

3月、季節の変わり目ごろからだろうか。
このブログでも散々愚痴っているけど、もうずっと何だか、どこか体調が悪い。


体調が悪いから気力が沸かないのか。

気力が沸かないから体調が悪いのか。


ニワトリが先か卵が先か分からないけど、私の体調も分からない。


とにかくやる気が起きない。モチベーションがあがらない。

誘ってもらったりして遊びに行ったり、誰かとおしゃべりすればそれはとても楽しいのだけれど、それが持続しない。楽しいのに疲れてしまう。

ネガティブになるとか落ち込むとか、具体的にどうとかじゃないのに元気が出ない。

食欲はあるからまあ大丈夫だな、って感じ。


だから、今回の屋久島行きやその準備は自分の気力を保つ支えでもあった。

屋久島から帰ってきたら、次は何を支えにしようかというのが心配。まあ帰ってからのことを心配しても仕方がないけど。

 

トレッキングシューズ、ザック、トレッキングウェアにトレッキングパンツ、レインウェア。

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色々買い揃えて色々いっぱい詰め込んで、準備万端。




ではでは、行って来ます。


 

  
     
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