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今日、のんびり過ごしている中で、昨日友達とも色々話したことも含めて、母親のこと整理してみようかなー、やだなー、どうでもいいなーとうだうだしながら、いつものようにあちこちのBlogを眺めていたら、ふと「父」のことがひっかかった。

母の存在、母との関係、母への感情。
それらが、色々なことの枷になっていると思っているが、
果たして「父」はどうなんだろうか、と。

今の父。
病気になった時の父。
学生の時の父。
子供の時の父。

思っている以上に沢山の父が出てきた。
ああ、そうだった。父さんはこうだったわー・・・。
かつての父を忘れていたことに驚いた。


昔の父は、自営業をしていた。
「社長」と呼ばれる父を誇らしかった。

でも一方で、怖かった。
声が大きくて嫌だった。
語り始めると長くて嫌だった。
いつもえらそうな感じで嫌だった。
無口で何考えているのか分からなくて嫌だった。
態度がでかくて、恥ずかしかった。

でも事業がうまくいかなくなって、
脳腫瘍になって身体も思うようにならなくなって、
そして母親に罵倒される父をみて、
お父さんは可哀想だと思うようになった。

脳腫瘍のせいなのか性格がすっかり穏やかになり、
また、母親とのぶつかり合いのなかで、語った父の言葉で、
父の優しさと大きさに気づくようになった。

だから、私は父との間に何の問題もないと思っていた。

でも、今振り返って、思い返して、掘り下げて。。。


そうでもなかった。

父を非難し、父に怒り、父を哀れんでいる私がいた。

私が県外に行きたかたの反対するばっかりで、認めてくれなかった。
私のことにちっとも関心を示してくれなかった。
どうして、そんなに自分に甘いのか。
どうして、もっとお金のこと真剣に考えないのか。
どうして、そもそもあんな人と結婚したのか。
どうして、もっと母親に責任もって関わらないのか。
もっと相手して、ちゃんとお母さん怒ってよ。
どうして、もっと自分の思っていることを、表現しないの?
どうして、いつも何もしゃべらないの?
どうして、人生楽しそうに過ごせないの?
自分の人生、自分で落とし前つけて。
私を巻き込まないで。
というか、あの人(母親)何とかしてよ。


すんごい被害者意識だなー。
しかし、すんごい怒ってんなー。
出てくる、出てくる。

私は父を、思った以上に怒っていて、
思った以上に哀れんでいた。


私は父を、

「怖い」
「自分勝手」
「いつも偉そう」
「何も分かってくれない」
「何も分かろうとしてくれない」
「自分に甘い」
「だらしがない」

って、勝手に決め付けて、非難し、怒り、哀れんでいた。

だけど、父は生きたいように生きてきて、仕事もしたいようにして、美味しいものもたくさん食べて、飲んで、そのおかげで私は美味しいものを沢山食べに連れて行ってもらったし、大学まで行かせてもらえた。

結果的に今は身体も仕事もお金も思うように行かなくなっているけど、それは父が生きたいように生きてきた結果だし、冷たい言い方だけど、自業自得なんだと思う。

そして、それは父自身が、誰に言われなくてもよく分かっていると思う。
私の父は、とても賢い人だから。

不器用で、口下手で、色々な事がうまく出来なくて、自分にどこか甘い。
でも、優しくて、穏やかで、愛情深くて、私をとても愛してくれている。

そのことに、いつまでも気がつかなかった、見ようとしなかった。
そこにある「思い込み」はなんだったんだろうか。



って、分かってるけど。

重たいなぁ~・・・。


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