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「黒と茶の幻想」 恩田 陸

51QV5J3YB9L__SL500_AA240_.jpg目の前に、こんなにも雄大な森がひろがっているというのに、あたしは見えない森のことを考えていたのだ。どこか狭い場所で眠っている巨大な森のことを。学生時代の同級生だった利枝子、彰彦、蒔生、節子。卒業から十数年を経て、4人はY島へ旅をする。太古の森林の中で、心中に去来するのは閉ざされた『過去』の闇。旅の終わりまでに謎の織りなす綾は解けるのか…?華麗にして「美しい謎」、恩田陸の全てがつまった最高長編。(「BOOK」データベースより引用)


ものすごく簡単に言うと 「三月は深き紅の淵を」 から始まった作品。

更にそこから生まれた(という表現は正しくないと思うけど)作品 「麦の海に沈む果実」 の番外編のようなもの?

うまく説明できないので、それぞれ読んで下さい。

特に 「麦の海に沈む果実」 と、その主人公のその後の話 「黄昏の百合の骨」 はかなりオススメ。



で、話は戻るけどこの「黒と茶の幻想」

先に紹介した「ひかりのあめふるしま屋久島」は屋久島を紹介した旅エッセイだけど、これは屋久島を旅する4人の同級生の物語。

4章から成り立ってそれぞれの章が旅をする4人の名前で、その名前の人物が1人称となって屋久島を歩きながら過去や現在を想い、語る物語。


恩田陸は1人称の語りやその人物の心の中を表現がとてもうまいと思う。

完全にその人に同化してしまいそうになる。またはその理解者になった気になってしまう。


「現実」から離れて「現実」を思い、「過去」を振り返り、また「現実」を生きていく。


あくまでも4人の「過去の闇」「現在の想い」が語られる小説であり、屋久島はその舞台でしかないけれど、屋久島という大自然が舞台であったからこその旅であって、また物語である気がした。

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「ひかりのあめふるしま屋久島」 田口ランディ

51VT9EC0YRL__SL500_AA240_.jpg「私が自然に興味を持ち出したのは30歳を過ぎてからだった。それまで、アウトドアなどというものにはまったく興味がなく、毎晩ネオンの海にダイブして二日酔いの頭に迎え酒」―仕事に疲れ、海と森と川以外には気のきいたものは何もない屋久島にやってきた著者は、美しい自然や不思議な出会いによって運命が激変した。魂の物語に誘う旅エッセイ。(「Book」データベースより引用)



初めて読んだのは、大学生の時。

友達が貸してくれた。

 心理学を勉強していた私は「コンセント」「モザイク」といった、彼女の作品の世界に没頭した。病んだ世界に惹かれてた。

だから当時は、この旅エッセイの屋久島自体に感動はしたが、それよりも田口ランディ自身に興味深々だったし、彼女のひねくれっぷりや正直っぷりに感動した。

自分が持ち得ない感性がうらやましかった。


そして今回。

改めて久しぶりに読んでみると、田口ランディ自身が久しぶりで懐かしかったが、久しぶりな分、田口ランディの「何か」に期待することなく、純粋に「屋久島」の世界を感じることができた。

「屋久島」に対する彼女の思いや感動、その自然の雄大さが直に伝わってきた。

そして、やっぱり田口ランディは面白い。

小説も面白いがこの人はエッセイがより面白いと思う。

  
     
もう、明日仕事。


・・・。



数ヶ月前から日曜日はバレエにも行かなくなって、ひたすら眠り続けゴロゴロし続けるのが定番になっているが、たまに気が向いたら夜ご飯のおかずを1品くらい作ってみたりする。

冷蔵庫にある材料で作ることは到底できないので、もちろんレシピ本を見ながら金曜日の夜や土曜日に何を作るか考えて、そこから材料を揃えてといった、非常に面倒くさい手順をふんでいる。

だから1品が限界。


この土日は土曜日にバレエに行く以外に何の予定もなかったので、土日連続で晩ご飯を1品ずつ作ってみることにした。

いつものYOMEちゃんレシピから。

・白い麻婆豆腐
・ナスの甘辛クタクタ煮

相変わらず料理というものは化学反応だな、と感心する。


融通が利かない&経験値が低いので、レシピ通りに作る。
だから一応形は出来るのだけど、いつも味が一味足りない気がする。

何だか薄味。


しかし人気ブログだし本だって出してるし、出来上がったものが美味しくないわけではない。

「美味しいね、でも。。」 なのだ。


うちの家の味が濃いのだ。確かに濃いと思う。


以前、マッサージの人にも「塩分のとりすぎかもしれません。」と私のむくみや冷えの原因を推測されたことがあった。

親父さんは、元気に糖尿病だし。


慣れた味を変えるっていうのは難しいけど、もう少し薄味に慣れていってもいいんじゃないかと思った。





あー、明日もう仕事だ。。
  
     
家の近くに、超大型複合型書店がオープンした。

本。
CD。
DVD(ブルーレイも)。
ゲーム。
リサイクルブック。
レンタルDVD。
レンタルコミック。
ゲームコーナー。
雑貨コーナー。
Cafe。

レンタルコミックもあるとか、すごく感激。
10冊500円で1週間借りれるし。

ドラゴンボール全34巻(完全版)が1500円+4冊分の料金で読める。
わーい。

実用書もすごく充実してるし、雑誌も小説も、漫画もたくさんある。
リサイクルブックもあるし。


ここで丸1日きっと余裕で過ごせる。

いい遊び場が出来た。



生活範囲がどんどんどんどん狭くなっているが・・・。


しかしむしろ、市内にわざわざ出かけなくていじゃん!!とすら思っている・・。
  
     
「なぜ、20代高学歴女子は「専業主婦」狙いなのか」 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090610-00000002-president-bus_all



私の職場では、私より上の人は(年齢も立場も。私より下は1人だけ。) みんな30代以上 (アラフォーもいる) でそれなりに学歴持ってて、 その90%が 「寿退社」 を望みながらも(残りの8%は既婚者)、予定がないので (あるのかもしれないが現時点で) 働き続ける独身女性ばかりなんで、別に20代に限った話じゃないと思うのだけれど。。。



専業主婦も、働くキャリア女子も、どっちもなぁ・・・。


こういうの、ピーターパンシンドロームって言うのかな。
  
     
これまで、何度この話題を出してきただろう。


じんましん。


また出た。 もう今更驚かない。


しかし、今回は過去例にみないくらいひどかった。


火曜日の夜、ポツポツと出てきて 「あ~、また出たわ~。久しぶりー。」 

次の日の水曜日の朝。 
赤みは何となく残ってるけどかゆくないし、いつも夜に出るから気にもしてなかった。

悲惨なことになるとは夢にも思わなかった。


仕事していると、まぶたが痒い。
鏡を見ると、蚊にさされたように膨れてる。 嫌な予感。

ふと見ると、肘の裏が赤くなってこれも蚊に刺された時のような腫れがあちらことらに点在している。そして広がっている。

気が付くと、無意識に全身をぼりぼり掻いている自分がいた。

お昼ごはんも食べてるのか掻いているのか果たしてどっちだ?


その後、右のまぶただけだったのが、左側のまぶたにまで広がっていた。

電話受けながら、掻きながら、メモ取りながら。
訳がわからなくなってイライラするし、痒いし、しんどいし。


耳たぶにまでじんましんが広がったときは、もう流石に限界だった。


早退させてもらって、一旦保険証を取りに家に帰った。


服を着替えて鏡を見たら・・・。


世界地図が首に、背中に、お腹に、お尻に、太ももに。 

絶句。


病院(皮膚科)に行って、飲み薬をもらって落ち着いたけど・・・。


「夜に出て、朝には引く。」

これが私のじんましんスタイルだったはずなのに。一体どうしたのか・・・。
ここまでひどいのは本当に6,7年ぶりだった。


さらに時を同じくして、左側の首筋が痛い。
リンパ腺?ただ筋を痛めただけ?

扁桃腺はキレイだし、熱もないし。 
病院の先生(今度は内科)も首を傾げるが、痛いものは痛い。



膝に、股関節に、腰に、口内炎に、じんましんに、首に。

次はどこだろう?


脳みそかな。



もう、本当にうんざり。
  
     

別にいらないとおもうけど、下のblogの続き。


そういえば、まだいた。


8月くらいに職場の元同僚。私を完全否定した人。

9月辺りに会社の先輩。


春夏秋冬、全部生まれる。


ラッシュというか、ベビーブーム?



今日バレエに行ったら前のクラスの子ども達がわんさかいた。



少子化なんてのは、気のせいだったりして。

  
     
3月は同期の友達。

4月は大学のゼミの友達。

6月は高校の同級生で同じクラスだった友達。

12月は大学の時同じ学科でよく遊んでた友達。

来年の1月は高校の同級生でクラスは違ったけど仲が良かった友達。


出産ラッシュ。



今日は、友達のお買い物に付き合って、久々に郊外にあるショッピングモール(イオングループ)に行ったんだけど、沢山の家族連れ。あっちもこっちも家族連れ。

エレベータもエスカレータも家族連れ。
ユニクロも無印良品も、「ここはちょっとギャル系じゃない?」ってお店も、みんな家族連れ。

よそ見していた子どもに激突され、フードコートは子ども、子ども、子ども・・・。



どこが少子化なんだろうか。
  
     
私と父は死ななければならなくなった。


父は会社の負債が原因で。私は借金が原因で。


払えなければ死なないといけないらしい。


初めはその事実を普通に受け止める。



色々と場面が変わって(覚えてない)、死ぬ当日。


父のもとに電話がなる。


父は免責され、死ななくてもよくなったと言う。


私は慌てる。

何故父だけが。

自分も死にたくないと強く思う。



父から「ここに電話してみろ」と言われて役所?らしきところに電話する。


私は一生懸命訴えようとする。

この借金は親の為にしたものだと。
まだ実は貯金があると。


半泣き状態で必死に喋ろうとするのだが、思うように話せない、声がうまく出ない。


後輩からメッセージが来る。
それは今までお世話になったと言う感謝と別れのメッセージ。


いよいよパニックになる私。


父に何故自分だけが逃れられるのかと、怒り、激しく罵声を浴びせながら泣き叫ぶ。



目が覚めた。



嫌な夢。
  
     
「ラギッド・ガール―廃園の天使2」 飛 浩隆

31PNDR77DHL__SL500_AA240_.jpg人間の情報的似姿を官能素空間に送りこむという画期的な技術によって開設された仮想リゾート“数値海岸”。その技術的/精神的基盤には、直感像的全身感覚をもつ一人の醜い女の存在があった―“数値海岸”の開発秘話たる表題作、人間の訪問が途絶えた“大途絶”の真相を描く書き下ろし「魔述師」、“夏の区界”を蹂躙したランゴーニの誕生篇「蜘蛛の王」など全5篇を収録。“数値海岸”開設から長篇『グラン・ヴァカンス』に至る数多の謎を明らかにし、現実と仮想の新たなる相克を準備する“廃園の天使”シリーズ待望の第2章。
(「BOOK」データベースより引用)



以前読んだ 「グラン・ヴァカンス-庭園の天使1」 の第2章。

相変わらず、美しい文章。

前回と同じく読む決意をするのに2ヶ月以上かかったけど、いったん読み始めると一瞬で世界に入りこんで、あっという間に読みきった。


しかし、理解できないところも多々あって・・・。


前述の「ユージニア」を読んだ時も思ったのだが、



何か実は自分は、自分が思っているよりもはるかに頭が悪いんじゃないかと。

それかどんどん馬鹿になってきてるか。


うーん・・・。
  
     
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