忍者ブログ
   ただよいながら…
[199]  [198]  [197]  [196]  [195]  [194]  [193]  [192]  [191]  [190]  [189
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  
     
夏の庭―The Friends   湯本香樹実

51FSGX563DL__SL500_AA240_.jpg「死んだ人って見たことある?」町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ――。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが……。喪われゆくものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。
(ブックレビューより)





おじいちゃんが死んで5年。


おじいちゃんともっと色々話をすれば良かったな。


そう思う作品でした。



おじいちゃんのこれまでの人生をおじいちゃんの口から聞きたかったです。


何を思い、何を考え、どう生きてきたか。


人生の終わりを迎え、自分の人生をどう思ったか。


おじいちゃんと向き合い、話を聞き、色々な話をしようとするには私の精神年齢はまだ幼すぎました。


戦争で必死で戦って生き抜いたおじいちゃん。
本当は大工になりたかったのに、家族の為に夢を諦めたおじいちゃん。
そのストレスがお酒に突っ走ってしまったおじいちゃん。
「そうでやんす。」といつもすっとぼけたおじいちゃん。
植木の剪定がとても上手だったおじいちゃん。

色々あっただろうけど、きっとめいっぱい生きただろうと思います。


また1冊、とてもいい作品に出会いました。
PR
  
     
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
この作品、いいですよね☆
といってもあまり小説の内容を
覚えているタイプではないので
とてもステキな一冊だったことを
記憶している程度ですが。

この一冊で湯本香樹実さんのファンになり
続いて読んだ
ポプラの秋、これがさらにステキな作品だったことを
覚えています。これ、オススメです。
今度はおばあちゃんのお話ですが。

pickles URL 2008/08/19(Tue)23:31:10 編集
picklesさん☆
そうそう、内容ってけっこう忘れてしまうよね(><)
でも良かったっていう記憶は消えない。

「ポプラの秋」初めて聞きました!
今度読んでみます☆
【2008/08/20 23:40】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
最新コメント
[08/20 NONAME]
[11/17 masa]
[04/10 kiraboshi]
[04/08 kiraboshi]
[04/07 jasmine ]
[04/05 jasmine ]
[04/01 jasmine]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カウンター
プロフィール
HN:
octobre
年齢:
42
性別:
女性
誕生日:
1981/10/17
ブログ内検索
バーコード
忍者ブログ [PR]