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先日、ある友人と再会しその子が出産した赤ちゃんを抱く夢を見ました。
その数日後、その友人から連絡があり、今日久しぶりに再会しました。
2年前、私が自分から連絡を絶った友人でした。
その友人とは高校時代の友人で、大学でバラバラになったけれど、帰省の際には必ず会い、E-Mailやカードでも頻繁に連絡をとるようなとても濃く、深い関係でした。
会えばそれこそ何時間もしゃべり続けしゃべり倒し、お互いのエネルギーを発散させていました。
彼女は自分に絶対的な自信と劣等感を抱え、ひたすら自分の道を探して、求めて、もがき続けていました。
そんな彼女に私は深く共感し、いつも彼女の熱い思いに耳を傾け、同時に自分が抱える怒りや不安、色々な思いをぶつけていました。
お互いが、お互いに自分の姿を見つけ、共鳴し、たまっているエネルギーをぶつけていたのではないかと思います。
ただ、決定的に違ったことは行動力と、求め続ける強い思いでした。
私には決定的に欠けているものです。
いつのまにか、彼女の怒りや悲しみや喜びや熱い思い、またそこから生じる激しい言動についていけなくなりました。
彼女は独り海外の大学院に留学し、また生活をし、色々な人と出会い、そして彼女は自分の幸せを見つけました。
ただ、彼女は自分自身の幸せを見つけ、それを掴まんとするがゆえに、かなり激しい感情と行動を当事者を含め、私にもぶつけてきました。
私自身に直接的に何かをされたわけではないですが、その一部始終を目の当たりにし、私は彼女を受け止めることが出来なくなりました。
当時、私自身も仕事だったりプライベートだったり、家族関係だったり、色々と混乱することばっかりで自分のことで精一杯だったので、タイミングも悪かったんだろうとも思います。
そして私がしたことは、「拒否」でした。
「ひとりになりたくない」と、何よりも「拒否」されることを恐れている自分がしたことが、これでした。
ひたすら自分を正当化し、彼女の存在を忘れようとしました。
それから2年。
これまでも何かの拍子に彼女を思い出し、時に彼女を嫌悪し、時に自己嫌悪に陥り、でもやっぱりあの頃の彼女を受け入れることは出来ず、しかし一方的に関係を「拒否」した自分のずるさを感じながら、だとしてもどうしようもなかったし、仕方のないことだったんだろうなと思ってた時に、彼女から連絡がありました。
久しぶりに会った彼女は、やはり彼女でした。
仲良かった頃と変わりなく、母となった分すこし落ち着いたような。
でもやはり、昔から知っている彼女でした。
一方で彼女に語るべきことが何もない自分が一人。
ただ彼女に質問をし、彼女の話を聞き、笑い・・。
「私は何も変わってないのに。」
彼女は会ったとき、涙を流してこう言いました。
変わってしまったのは、何も変わっていない私自身なんだろうと思います。
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