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その日は天気があまりよくなくて

「パリにいけなかったらどうしよう!!!」

なんて本気で心配していたのが1ヶ月前。



もう1ヶ月たったなんて・・・・。

207.JPG


エッフェル塔を余裕で持ち上げてみたり、








134.JPG

向こうの男性に負けてたまるかと
ポーズをとってみたり、





それがもう1ヶ月たつなんて。。。


1ヶ月後・・・。


パリに行く前からその仕事は存在していたのに、
ずっとくすぶり続け、なぜか私も巻き込まれまくってて、
横からグチグチベラベラやかましい責任者にイライラして喧嘩して、
ようやく今日、着手できた仕事に取りかかったり。

すっかり日常。

切ない。


さて、今更ながら今年の目標というかやりたいことですが、
全く思いつきません。わかりません。
そもそも考えようともしてないのかもしれません。

もう少し、自分の人生に責任をもとうという意識をもてるように
できたらいいのかな、どうなのかな。

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31日大晦日

今日の公演は、パリ・オペラ座バレエ団のダンサーの階級の中で
最上位である、エトワールの2人が主役。

そして

Nouvel an au Palais Garnier  ~ガルニエの新年

と題された今日の舞台、ソワレ。


劇場に来た多くの人々は思い思いにドレスアップしていました。
もちろん、普段着の人もいましたが、昨日のマチネに比べると
劇場自体も花が飾られて、豪華絢爛。

毛皮のコートにロングドレスのマダム。
タキシードのパリジャン。
着物を着ている日本人母娘。
中には、「どこで買ったの?」って聞きたくなるような
真っ赤なミニドレスを着たマダムもいましたが・・・。

私達も、場に浮かない程度にドレスアップしてお出かけです。

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31日の座席から撮影。
上から2段目が30日に座ったBOX席





31日の席は全体にとても高かったので、
30日と同じ値段でも座席ランクは下になりました。
そのためサイドの席でしたが、ダンサーとの距離は近く、
下のマダム達の姿も観察できて、十分満足できるBoxでした。

同じBoxだったおばあちゃんはよほどバレエが好きらしく、
隣の席に男の子にずっとしゃべり続け、あまりにしゃべり続けるので
孫なんだろうと思っていたら、全くの赤の他人だったらしくビックリ。

ダンサーの踊りに逐一反応するし、「トレビアン☆」ってうなってるし、
休憩時間にふるまわれたシャンパーニュとカナッペを必死になって
あれもこれもと取って食らいついてるし、中々面白い人でした。


舞台はさすがエトワール。
リュシアン役のマニュエル・ルグリは、昨日のまゆ毛君のような
テクニックはなかったけれど、長年エトワールを務めてきたその存在感は
すばらしく、とてもエレガントでしっかり見せてくれました。

パキータ役のドロテ・ジルベールは11月にエトワールに昇進したばかりですが、
顔立ちが華やかで、昨日のユレルのような快活さはなかったですが、
貴族生まれだったパキータの生まれながらの気品をかもし出していて、
とても見応え十分でした。

あっという間の2時間。
あっという間の2日間。

夢のような時間でした。
  
     

バレエは30日の昼公演(マチネ)と、31日の夜公演(ソワレ)を
観にいきました。

演目は同じで「Paquita(パキータ)」

スペインが舞台でジプシーに育てられた娘「パキータ」と、
軍仕官リュシアンが出会い、恋に落ち、結婚するまでの全幕もの。

30日のマチネは、昼公演ということもあって皆ほとんどカジュアル。
みんな何となく休日に気楽な感じでバレエという雰囲気。

30日のマチネ公演の座席はちょっと奮発したので正面4階のボックス席。

全体がよく見えてとてもいい席でした。

resize0072.jpg

Box席から

緞帳のカーテンはだまし絵




080.JPG

シャガールの天井画

天井すべてが絵画です。



本当にオペラ座に来ました。

幕が上がり、「パキータ」の世界へ。

キャストはパキータにメラニー・ユレル(プルミエール)
リュシアンに年末にプルミエールに昇進したばかりのマチアス・エイマン

まゆ毛君こと、マチアスはトントン拍子で昇格しているだけあって、さすが。
ジャンプや回転もとてもスピード感にあふれていて、
マイムや演技も若者のエネルギー満載。

パキータのメラニーは、夏に島根の公演で観たときは、その体格のよさに
ばかり目がいってしまってましたが、今回の公演では、若干最後あたりで
疲れてるのか?と感じましたが、おちゃめな演技で明るいパキータでした。

作品自体、全幕で見るのははじめてだったけど、とてもコミカルで分かりやすく、
そして結婚式の場ではとても豪華で、大満足です。

しかし、公演はすばらしかったのは間違いないのですが。。

作品の筋としてパキータとリュシアンは恋に落ちるが、
パキータはジプシーと軍仕官という身分の違いにためらってしまう。
それでも結婚しようとするリュシアンに両親を紹介されるが、
両親はもちろんジプシーの娘なんて大反対。
ところが、そこである肖像画を目にする。
それはパキータが生まれたときからもっていたペンダントの人物だった。
ここで、パキータが実は身分の高い生まれだと発覚。

みんな喜び、敬意をはらい、リュシアンの母親は結婚衣装を持ってくる。

さて、盛大な結婚式へ。


みんな変わり身早すぎ!

いくら本当は身分高き姫と生まれていたとしても、
ジプシーの中で育ったわけで、そうそう生活習慣や考え方なんて
変えることができるのか?

バレエを観た興奮の一方で非常に冷静な分析を語り合う2人。

何かが間違っているのかもしれない。

resize0073.jpg

マチネ公演でのボックス席から撮影。
一番したの、左から4番目あたりが、
31日のソワレの時に座った席。



  
     

クラシックバレエとの出会いは中学校3年生の時に読んだ、
アラベスク」という70年代に大ブレイクしたバレエ漫画でした。

その後、「SWAN」という同じ時期に同様にブレイクしたバレエ漫画に
出会い、その後バレエへの憧れは決定的なものになりました。

はじめて、「これだ」と思いました。

それからの高校生活はバレエのことばっかりで、
今となってはもう少し、恋愛方面にも目を向けておくべきだったと
今更ながら思ったりしますが、頭の中はバレエのことばかりでした。

貯金をおろしてひとりで観にいき、テレビは毎回チェックし、
バレエのマンガや雑誌を読み漁り、家では毎日ストレッチしたり。

あまりのはまりぶりに、高校2年のとき母親がバレエを習わせてくれました。
大人のクラスで週に1回でしたが、レッスンがとても楽しかったです。

もちろん、子供からやっている子と同じように踊れるわけでもないし、
ましてプロになんて、自分の顔、骨格、体型を考えても、
というよりそんなこと考えるだけ愚かですが、あの頃は
ただただレッスンが楽しくて嬉しくて、上手になりたい一心でした。

大学生になって自分でバイトしてレッスンに行くようになり、
レッスンの回数も増え、発表会にも出る機会もあり、現在に至ります。

もう7年近くなります。

あの頃のような勢いも、体力もなくなっていはいますが、
逆に歳をとったからこそ、レッスンを細々と続けて来たからこそ
得たものもあるように思います。

続けてきたからこそ知ったバレエの更に奥にある魅力だったり、
そこで出会った友人や仲間だったり。

一人で行っていたバレエ公演を一緒に観にいく友達ができたこと。
その後、それぞれの思いを語り合うことができたこと。
バレエを習っているからこそ分かり合えるものがあること。
同じ感動を共有できること。

バレエに出会ってから、ずっと欲しかったものだったように思います。

そして、


「バレエを海外の本場で観る」


という夢を果たすことが出来ました。


バレエに出会ったこと、そこで友達と出会ったことに深く感謝です。

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オペラ座の踊り場






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ボックス席に入るための入り口





  
     

「煙か土か食い物」(講談社ノベルス)  舞城 王太郎

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すごいスピード。

小説なんですけど、しゃべってます、この人。

完全にしゃべってる。


「・・えっ・・っと・・句点は?」


って聞きたくなるくらいしゃべってる。


あまりにもしゃべり続けるので、はじめのうちは

「ちょっと黙ってね」

って感じで読んでましたが次第になれてくると主人公の感情が
ダイレクトにくるので、どんどん引き込まれていきました。

とても暴力的で、自虐的で、あきれるくらい痛そうでしたが、
家族や兄弟に対する思いをすべてしゃべって吐き出して、
最後は「よかったねー」と涙ぐみました。

嫌いな人は嫌いな作品。

実際、文学界でも評価は真っ二つ。

私は結構好きでした。

  
     

夜になったら出てくるじんましん。

やっぱり寒さが原因でしょうか。

それにしても夜になったら出てくるなんて卑怯ではなかろうか。
朝も出てこんかい!と自分に脅しをかけてみましたが、気配なし。

かゆい。



さて、まだParis

ていうか余裕でまだ2日目。

ノートルダム大聖堂を後にして振り返ると目の前には

セーヌ河。シテ島。ノートルダム。青い空。

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「パリに本当に来たんだな。」

と改めて実感した瞬間かもしれません。


その後、お目当てだったお店がいっぱいでふらりと立ち寄ったレストラン。

お昼ごはんの時間です。

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ボリュームたっぷりのサラダでした。

ユーロ高もあって物価がすっかり高くなっているパリ。

サラダだけでも驚きの値段でしたが、とてもボリュームたっぷり。
写真に手前にうつっているのはアーティチョーク。

はじめて食べましたが、すごく美味。
また食べたい。

お腹がいっぱいになって、時間もさしせまってきました。

いよいよ、念願のバレエ。

オペラ・ガルニエです。

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という意味らしいです。

「Notre-Dame 」 

女性だったのですね・・・


ノートルダム大聖堂
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最終竣工までに200年もの時をかけたローマ・カトリック教会の大聖堂。

「Notre-Dame 」 =「我らが貴婦人」

すなわち聖母マリアを意味します。

7年前、完全にベルバラの世界に入り込んでいた私は、
バロック様式、ロココ様式が好きだったので、ゴシック様式の、
カクカクというかゴツゴツというか、なんとも直線的な感じが好きではなく、
ほとんど興味がなかったのですが、

なんなんですかね。

いつまでも夢見ていられなくなってしまったんですかね。

久しぶりに見たノートルダム大聖堂の存在感は息をのみました。

また、私自身は無宗教のようなものですが、
自分の周りにはキリスト教に縁の深い人が多いので、
以前よりも知識や自分自身の関心が深まっている分、
とても興味深く、その歴史の深さに感動しました。

056.JPG










日曜日ということで、ミサをやっていました。

聖歌も綺麗で、とても荘厳な雰囲気でした。

今回は人が本当に多くて、塔の上に登れなかったのが残念です。
また行くからいいけどね。

  
     

先週あたりからポツポツと。

昨日あたりからはっきりと。



じんましん発生。



出た、まぶた。また、まぶた。


今日は身体ももぞもぞしました。

ねえ、なんで?
寒いから?温度差?
何食べた、私?アレルギー?
ストレス?

てかなんでいつもまぶた?

またお岩ですよ、お岩。

まぶたに世界地図作ってもしかたないんですよ。

小さすぎてわかんないから。

勘弁してくださいよ。

昼過ぎに突然やってきて、かゆみのあまり触りまくる私。

「掻いちゃダメです!」

「さわったらダメ!」

と付箋をPCに貼る後輩。

しばし戦い。

2時間ほどでピークはおさまりましたが疲れるったらありゃしない。
  
     

相手に対する警戒心と、先入観と、偏見、恐怖心。

そして何より自分自身のくだらないプライドと、

自意識過剰と、自己防衛。

そしてたくさん穴のあいた自分自身。

なのに根深くある自分でも分かっていない理想自己。


これがある限り、人と向かい合うことなんて一生できないな。


そんな自分に落ち込むとかそんなこと一瞬で通り越して、


だめだね~のひと言。



終了。



そんな一日。

  
     

完全に知っている人にしか通じない話ですが・・・。

変態の森へ入り込んだ千秋とのだめの、

「アムールの小路とトンネル」  (のだめカンタービレ12巻87ページ参照)
resize0063.jpg










ホームレスの人の寝床がありました。

「確かにここならあったかいよねー」

なんて話しながら、世界遺産を背にして必死に壁の絵を描いていた
ムッシュ長田がいた小路を通り過ぎ、(のだめカンタービレ12巻90ページ参照)

次はその世界遺産ノートルダム大聖堂へ。

そこへ向かう有名な橋。

ずっと、ボン・ヌフだと思っていました。「BON」

resize0062.jpg







Pont-Nuef ポン・ヌフ  


Bではなくて、Pでした。


のだめが千秋にとび蹴りした橋。(のだめカンタービレ13巻38ページ参照)

パリで最古の橋。

なのに、Pont-Nuefの意味は「新しい橋」。

ネーミングも大変ですね。


自分もとび蹴りするつもりでしたが忘れていたのが心残りです。


しかし、マニアだな、私・・・。

  
     
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