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   ただよいながら…
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「海辺のカフカ」より

「~・・・生きれば生きるほど俺は中身を失っていって、
ただの空っぽな人間になっていったみたいだ。
そしてこの先さらに生きれば生きるほど、俺はますます空っぽで
無価値な人間になっていくのかもしれない。・・・」

「~・・・ナカタは空っぽなのです。それが今よくわかりました。
ナカタは本が一冊もない図書館のようなものです。・・・」


いつごろか、自分はとても空っぽなんだということに気がつきました。

気がついたというよりも、ずっと前から気がついていて目を背けていたことを
目の前に突きつけられたような感じ。

多くの人は私のことを、自分の意見をちゃんと持っていてしっかりしている、
と思っています。

そういわれる度に違うのにな~と思います。

自分自身のことについては何の意見も考えも持っていないからです。

仕事のことだったり自分以外の人のことだったりすると、
言いたい事を思いつくままに言ったりしてますが、
自分のことになると一瞬でフリーズします。

何が好きか。何が嫌いか。
どう思うか、どうしたいか。何が欲しいのか。
今起きていることに対してどう思っているのか、どう感じているのか。
それは怒りか、喜びか。悲しみか、希望か。

その時その時は何かしら感じているはずですが、一瞬で消えていきます。
自分が感じている感覚が自分でつかめません。

今日あったことが思い出せなかったりすることもしょっちゅう。

忘れているわけではないです。

今と過去がつながっていないのです。

母親が今日あった出来事をそれこそ1から10まで、
相手としゃべったことまですべてを話してくるたびに心底感心します。

そして何かきっかけがないと思い出せない自分が不安になります。

最近は空っぽどころか穴が開いているかもしれないなんて思ったりします。
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